当社が用いる計算プログラムと風洞実験の比較(ベンチマークテスト)

 当社が用いるビル風用解析プログラムは株式会社大林組の技術研究所で開発され、その開発者らによって、風洞実験とのベンチマークテストが行われています。さらにその後、日本建築学会、風環境数値計算ワーキンググループによっても詳細に検証され、その結果は、「市街地風環境予測のための流体数値解析ガイドブック」にまとめられています。これらの結果についてご紹介します。これらをご覧いただくことによって、当社のビル風解析の信頼性をご理解いただけるものと考えます。


 大林組技術研究所による検証結果


 大林組技術研究所はビル風解析プログラムZephyrus(ゼフィルス)を開発され、風洞実験とのベンチマークテストもされていらっしゃいます。当社はそのプログラムを採用しており、その結果について同社技術研究所報から抜粋してご説明します。解析をしたエリアは河川に沿った低層住宅が立ち並ぶ地域に隣接して、工場建物が建設された地域でした。計算モデルと風洞実験の模型を下の写真に示します。

 下左の図はその計算結果で、下右図は風洞実験とコンピューターシュミレーション結果の値を散布図に表したものです。この図からわかるように、コンピュータ・シュミレーションは風洞実験と相関があり、赤丸で示す強風域ではy=1.17xのグラフ近く、特に相関性が高いといえます。一方、青丸で示す低風速域ではやや相関性が低下しますが、ただし弱風域に相当するため、ビル風解析の主要な対象エリアではないということです。ビル風解析では、強風現象が対象となりますので、弱風域での相関性はそれほど問題とはならないのです。

当社が用いるk-ε2方程式モデルの検証、大林組技術研究所による

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