ビル風の対策
ビル風の対策は次のような方法で行います。
- 植栽(防風植栽)
- フェンス
- 建物の隅切り
- セットバック
- 低層部を設ける(墓石型建物形状)
- 建物の中層部の中空化
- 建物の周辺に回廊を設ける
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ビル風の対策は次のような方法で行います。
植栽を設置した場合(右側)のビル風は下の図のように、無対策の場合(左側)に比べて、植栽のところで風速を示す黄緑の範囲が小さくなっており、風速が低減しています。
防風効果
植栽設置前後の風速の比を取ると下図のように、植栽の下流側で風速が1〜2割低減しています。(図中、白い円内) このように、植栽を設置した場所の風下側で防風効果が表れています。
なおこの計算で使用している植栽のモデルは、樹木の葉による抵抗を実際の立体形状の樹木に近くなるように模擬しています。「枝と葉からなる樹木モデル」を用いた防風効果の計算技術については建築学会等で研究されており、計算式として実用化されています。
下左写真は、鉄道駅の線路わきに設けられたフェンスの例です。この駅には、下図の黄色で示した部分に線路の脇に平行にメッシュフェンスが設置されており、右方向からホームに向かう強風を防いでいます。
この駅には向かって右側には下右写真の超高層ビルがあり、そこから発生したビル風が駅に向かって吹いているので、このような防風対策が必要になったということです。
フェンスの材質は近くで見ると、ほとんど向こう側を見通せない位に鉄線が縦横に織られた密度の高い金網であることがわかります。
建物からの風が道路に吹き出すのを防いでいます。
建物を隅切りするとその近傍での風速が低減します。下の図の左の角には風速1.2以上の黄色、風速1.3以上の赤の範囲があります。一方、隅切りした建物の右側の角には黄色の範囲は存在せず、風速が1.2以下となっています。
念のために、隅切り対策の前後での風速比を確認しますと、下の図のように建物右側の角に0.9〜0.8の範囲が表れており、角の近傍での風速を低減していることがわかります。
※建物右側に赤い範囲がありますが、この場所は弱風域に相当しており、隅切りによって、風が遮られていた場所にも風が流れていることがうかがえます。
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